水原一平氏の違法賭博スキャンダル、「エンジェルスも巻き込まれるのか?」地元メディアが懸念「借金は以前から蓄積されたものとみられる」

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平と、元通訳で球団から解雇された水原一平氏を巡る違法賭博スキャンダル。MLBも本格的に調査に乗り出すなど、波紋は広がり続けている。

そんななか、大谷と水原氏の古巣ロサンゼルス・エンジェルス専門メディアも事態を見守っているようだ。『Halo Hangout』は、「元エンジェルスのスーパースター、大谷翔平と、彼の長年の友人の水原一平氏のスキャンダルは誰もが耳にしているだろう」と一連の騒動を報道した。

「このスキャンダルは、当局が捜査中の違法ブックメーカーに端を発しており、大谷の銀行口座から450万ドル(約6億8000万円)が送金された。大谷の広報担当者は当初、ギャンブル依存症の水原氏が追った借金を大谷が負担していると『ESPN』に語ったが、これらのコメントは後に撤回された」
そして同メディアは、「水原氏の賭博疑惑による借金450万ドルは、今オフに大谷がドジャースと契約する以前から蓄積されたものとみられる。これは当然の疑問だ。報道によると、2023年9月から10月にかけて、ブックメーカーを運営するマシュー・ボウヤー氏に――大谷の名前で――100万ドルが送金された。この時期、大谷はドジャースではなくアナハイムの選手だった」と指摘する。

「はたして、エンジェルスのクラブハウスで、チームの認識の範囲内で、疑惑のようなことが起こっていたのだろうか? 現時点では答よりも疑問のほうが多い。しかし、当局の捜査が過去をさかのぼる場合、エンジェルスが巻き込まれる可能性は否定できない」

水原氏を巡る違法賭博スキャンダルの波紋は、どこまで広がるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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