警視庁公安部の捜査員2人を告発 大川原側、公文書毀棄の疑いで

刑事告発のため警視庁本部に向かう「大川原化工機」元取締役の島田順司さん(左)ら=25日午後、東京都千代田区

 「大川原化工機」の社長らが外為法違反罪などに問われ、起訴が取り消された事件を巡り、同社側は25日、公文書毀棄などの疑いで、捜査当時に警視庁公安部の捜査員だった男性2人を同庁に刑事告発した。幹部だった男性の弁解録取書を破棄するなどした疑いがあるとしている。同社側への取材で分かった。

 事件を巡っては、東京地裁が昨年12月、東京地検と警視庁の捜査の違法性を認定し、国と東京都に計約1億6千万円の賠償を命じた。国と都、同社側が控訴している。

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