“空き家”の築80年古民家が「一棟貸し」宿に 「地域の魅力引き出す」GW控え誘客に期待

awai戸隠茅葺の家

空き家だった長野市戸隠の古民家が宿泊施設として再生され、4月オープンします。
運営会社は2023年、近くの公会堂も改装。地域の魅力をいかして誘客につなげたい考えです。

長野市戸隠宝光社地区の「awai戸隠 茅葺の家」。古民家を改装し4月20日、「一棟貸し」の宿としてオープンします。

awai戸隠・成田ひかるマネージャー:
「(かやぶき屋根は)戸隠の昔ながらの生活様式を象徴するものでもあるので、暮らしと近い建物というところで、戸隠の(観光地とは)違う面を感じていただきやすい」

80年以上前に建てられましたが持ち主の高齢化もあり、約20年間空き家となっていました。

施設の運営会社は2023年、歴史ある建物をいかして誘客や地域活性化につなげようと、中社地区の築70年の公会堂を改装して宿泊施設兼レストランをオープンさせています。

今回は「第2弾」。古民家に目をつけ宿泊施設として「再生」しました。以前の雰囲気を残そうと、屋根に使われているカヤや梁、柱はできるだけ再利用しました。

料理は都内のミシュラン一つ星レストランで修業したシェフが地元産の食材を中心にしたコースを提供します。

施設は大型連休前にオープン。インバウンド客の入り込みにも期待しています。

awai戸隠・成田ひかるマネージャー:
「新たな魅力、もともとある魅力をいかに引き出すか、この家もそうですし、やっていこうと。戸隠の四季の移ろいを直に楽しめる場所、ぜひ楽しんでいただきたい」

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