パリ五輪出場権獲得へ「改善すべきところもたくさんありますけど…」“主将”藤田譲瑠チマはチームの成長に手応え

U-23日本代表は25日、国際親善試合でU-23ウクライナ代表と対戦し、2-0で勝利した。

試合後、キャプテンマークを巻いてフル出場したMF藤田譲瑠チマ(シント・トロイデン/ベルギー)は「まだまだ内容の部分では直すべきところもたくさんありますけど、前半から積極的に攻撃の部分でも守備の部分でも前からいけていた」とコメント。「シュートの本数も印象的には多かったイメージがある」と手応えを口にした一方で、「そういったところ(シュート)の精度はまだまだ上げていかないといけないと思います」と課題も指摘した。

それでも、「色々なところでポジション同士で話し合っている場面がハーフタイムに見受けられた」と述べ、チーム内で活発にコミュニケーションがとられていたことを強調。試合前日に足りない部分として挙げていた“いい意味でのエゴ”に関しては、「少し前向きになり過ぎたり、最後にパスを出せばという部分も何回か見受けられたけど、シュートを打ってこそリズムが生まれるという状況もあるので、そこに関しては良かったかなと思います」と、手応えを口にした。

今回のU-23ウクライナ代表は徹底的にボールを繋いでくる相手だったこともあり、プレスがハマった部分もあったが、アジアの舞台では全く異なる展開が予想される。その点に関しては「全く違う戦いにはなると思います」と同意しつつ、「自分たちは自分たちのサッカーを貫いて良い結果を勝ち取れればと思います」と、強い決意を示した。

パリ・オリンピック(五輪)の出場権をかけた『AFC U23アジアカップ カタール2024』は4月16日からドーハで行われ、グループBに所属するU-23日本代表は、初戦でU-23中国代表と対戦する。

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