【マレーシア】1月の景気先行指数3.2%上昇、プラス維持[経済]

マレーシア統計局が25日発表した1月の景気動向指数(2015年=100)は、向こう4~6カ月の景気の先行きを示す先行指数(LI)が112.0となり、前年同月比で3.2%上昇した。前月に続き2カ月連続でプラスとなった。

LIは、前月比でも1.6%上昇した。LIを構成する7項目のうち、5項目がプラスとなった。基礎貴金属・その他非鉄金属類の実質輸入が0.7%、マレーシア証券取引所(ブルサ・マレーシア)工業指数と新規企業登録数が各0.6%、製造業の売上高見通しが0.2%、狭義の通貨供給量(マネーサプライ、M1)が0.04%それぞれ上昇。一方、住宅承認戸数は0.4%、半導体の実質輸入は0.1%低下した。

足元の景気を表す一致指数(CI)は124.1となり、前年同月比で3.2%上昇。前月比では0.2%上昇した。鉱工業生産指数(IPI)と製造業の設備稼働率が上昇し、全体を押し上げた。

業況判断指数(DI)はLIが57.1%、CIが50.0%で、ともに業況の「良い」「悪い」の分かれ目となる50%以上となった。

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