氷見西條、男女3回戦へ 春中ハンド第3日

9点目のシュートを放つ能登選手=福島市の福島県営あづま総合体育館

 大会第3日の25日は福島市の福島県営あづま総合体育館などで2回戦が行われ、富山代表の氷見西條の男女は危なげない試合運びで勝利し、3回戦に進んだ。男子は清水東HC(静岡)を29―10、女子は清和(佐賀)を32―9で下した。

  ●男子、速攻で圧倒

 西條の男子は前半、堅守から速攻につなげる得意の形で20―4と圧倒した。後半は余裕を持ってベンチの選手も続々と投入したが、パスやキャッチのミスが目立って失速した。井上拓己主将(2年)は「目指すは優勝。ベンチメンバーと入れ替わっても力が落ちないように連携をしっかりしたい」と気合を入れ直した。

  ●女子、序盤から得点

 女子は緊張で体が硬かった前日の初戦を反省し、序盤から落ち着いて次々と得点を重ねた。三箇唯愛主将(2年)が中央から攻め立て、チーム最多の8得点。右バックの能登千愛選手(同)も6得点と気を吐いた。1年生を含め全員が出場して全国舞台の経験を積み、三箇主将は「終始笑顔で次も絶対勝つ」と意気込んだ。

果敢に攻める井上主将=福島市の福島県営あづま総合体育館

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