群馬県桐生市の生活保護費の不適切支給問題を巡り、市は25日、職員でつくる内部調査チームによる調査の進捗(しんちょく)状況を明かした。ヒアリング調査の参考とするため、福祉課員に対するアンケートを実施しているとした。
同日開かれた定例会見で説明した。アンケートには生活保護受給者から印鑑を預かったり、分割支給を始めた経緯について聞く項目を設定した。生活保護業務に携わった元市職員にも対象を広げる予定。
27日に第1回会合が開かれる第三者委員会の委員4人が決まったことについて、荒木恵司市長は「人選は適正だと思っているが、(専門家の委員を増やしたいと)委員から要望があれば対応を考えたい」と述べた。