バスケットボールBリーグ、広島ドラゴンフライズは、西地区のライバル・名古屋ダイヤモンドドルフィンズとホームで対戦。粘り強い戦いでみごと連勝し、チャンピオンシップ(CS)進出に望みをつなぎました。
広島ドラゴンフライズ vs. 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
3月23日(土)ゲーム1
故障の 寺嶋良 と 河田チリジ の2人が欠場するドラゴンフライズは、先月、グリーンアリーナで敗れた名古屋を再びホームに迎えました。
第1クォーター、お互い強度の高いディフェンスで一進一退の攻防が続く中、寺嶋に代わってポイントガードで出場した 船生誠也 が流れを変えるスチール。速攻を ケリー・ブラックシアー・ジュニア が決めてリードを広げていきます。
今シーズン限りで引退を表明している 朝山正悟 が登場すると会場は一気に盛り上がります。その勢いに乗って船生が3ポイントも決めて、得点差は2けたに…。
4000人を超える観客を前に、この日はボールを奪うスチールもチームで14本も決める激しいディフェンスを展開。
さらにこの日は、ニック・メイヨ が大爆発。B1通算300本目の3ポイントを決めると、船生からの華麗なアリウープも決めます。合計6本の3ポイントを含む28得点をたたき込み、名古屋に完勝しました。(広島 79-70 名古屋D)
広島ドラゴンフライズ 船生誠也 選手
「本当にチャンピオンシップ出場に向けては落とせない試合だったので、まずは率直に勝ててよかったと思います」
3月24日(日)ゲーム2
勢いに乗るドランゴンフライズ。前半、2点をリードし折り返しますが、第3クォーター、名古屋の猛攻に逆転を許し、最大11点差をつけられてしまいます。
しかし、第4クォーター、ドラゴンフライズはスリーポイントシュートで局面を打開。3連続スリーポイントで1点差に迫ります。
そして、最後は、ドウェイン・エバンス のレイアップで1点リード。
ただ、残り3秒、名古屋もフリースローを決めれば同点の局面を作ります。これがはずれ、ドラゴンフライズはチャンピオンシップに望みをつなぐ4連勝です。(広島 84-83 名古屋D)
― 西地区2位の名古屋に連勝し、ゲーム差は3に縮まりました。今週も3試合あり、ハードな日程が続きます。週末には辻が移籍した群馬とチャンピオンシップに向けたし烈な戦いになりそうです。