[25日 ロイター] - 米デル・テクノロジーズは25日付の開示資料で、コストカットの一環として従業員を削減したと明らかにした。2月2日時点の従業員数は約12万人で、1年前の約12万6000人から減少した。
先月発表した第4・四半期決算では、この2年近くパソコンに対する需要が低迷していたこともあり、11%の減収となった。
デルは25日、パソコンを含むクライアント・ソリューションズ・グループ(CSG)の純売上高が通期で増加すると予想。第4・四半期は12%減収だった。
デルは目先の課題に注意を促しつつ、2025事業年度には需要が改善し、価格環境もより競争的になると予想している。
ただ、同社は投入コストの上昇を見込むほか、「VMウェアとの商取引関係の変更により、その他事業の純売上高が引き続き減少する」可能性があるとした。
半導体大手ブロードコムは昨年、VMウェア買収を完了した。
デルは昨年、潜在的な景気後退とパソコン需要減に備え、6650人を削減した。