「与鳳行」は「中年ファンタジー」か?高評価から一転

騰訊視頻(テンセントビデオ)と芒果TV(マンゴーTV)、湖南衛星テレビで18日に配信・放送をスタートしたファンタジー時代劇「与鳳行」が初日にいきなり3万超の「熱度」指数をたたき出した後、口コミ評価で下落基調に転じている。

ドラマは2017年のヒット作「楚喬伝~いばらに咲く花~」で共演したチャオ・リーイン(趙麗穎)とケニー・リン(林更新)の再タッグ作品として大きな注目と期待が寄せられていた。ドラマの影響力や反響を示す「熱度」は配信後の17分で2万3000を超え、25時間後には3万の大台を突破するという驚異的な勢いを見せ、チャオ・リーインとケニー・リンの人気の健在ぶりが証明された。

しかし、「原作への忠実」「豪華制作陣によるハイクオリティーな映像」「リアリティーを追求したCG」などの話題が出し尽くされた後、「中年ファンタジー」「陳腐な人物設定と内容」といった不評や不満も顕在化し始めている。新味のないファンタジー物語と出演者の年齢問題が重なり、作品が脂っこいとの指摘が聞こえている。

「与鳳行」

毎年安定したペースで制作されている中国のファンタジー時代劇は、今が旬の人気スターの主戦場で視聴者の目が肥えている分野。特にファンタジー世界のラブコメ展開で視聴者が求めているのはフレッシュな美男美女同士のケミストリーで、アラフォー役者は「痛い」「キツい」と言われる傾向がある。

演技とルックスを併せ持つアラフォー役者がファンタジーものに挑む時、慎重な作品選定と役選びがキャリアアップのカギとなっているようだ。(編集/RR)

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