「ピッチ内外で彼の存在が好影響」森保監督が明かす、絶大な長友効果「残念ながら2試合目はなくなったので…」

森保一監督が、3月25日に北九州で行なわれた、“弟分”U-23日本代表のウクライナ戦(2-0)を視察。試合後に取材に応じ、森保ジャパンに久々に戻ってきた長友佑都の影響力を伝えた。

カタール・ワールドカップ以来の復帰を果たした37歳は、合流初日からハッスル全開で、アジアカップでは熱量不足が指摘されたチームに活力を注入。21日の北朝鮮戦(1-0)の際もベンチを飛び出して指示を送るなど、十二分に存在感を示した。

一方で、中4日で会場を国立から平壌に移して開催される予定だった北朝鮮との再戦が、異例の中止となったこともあり、今回の活動で試合に出場する機会は訪れなかった。

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森保監督は大きな注目を集めた長友について、「ピッチ内外で彼の存在が好影響をもたらしてくれた。練習から高い基準でプレーしてくれて、コミュニケーションを取りながら、色んな選手と意思疎通を図りながら活動してくれた」と説明。大きな効果を感じたようだ。

「まずは、選手として高い基準でプレーできるから来てもらって、トレーニングでその部分を遺憾なく発揮してくれた。残念ながら2試合目はなくなったので、起用のチャンスはなくなったが、プレーを持ってより高い基準を示してくれたと思う」

日本代表の次の活動は6月。長友は所属クラブのFC東京で活躍を続け、再びメンバー入りを果たせるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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