矢板市文化スポーツ複合施設1日オープンへ まちなか交流拠点に 落成式典に市議ら55人

テープカットする関係者

 【矢板】文化・スポーツを軸としたまちなか交流拠点として4月1日に開所する「市文化スポーツ複合施設」の落成式典が25日、末広町の同施設で行われた。スポーツと観光を結びつけたスポーツツーリズム、新技術を取り入れたデジタルトランスフォーメーション(DX)、文化活動、防災などの中核を担う施設として多様な役割が期待される。

 施設は市とちぎフットボールセンターに隣接する。建物は鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積は約3300平方メートル。外壁の色には高原山をイメージした“たかはらブルー”を施した。

 建物は収納式ステージなどを設けた多機能ホール、スポーツ中心のアリーナ、トレーニングエリア、壁面に絵などを展示できるホワイエなどからなる。4KカメラやIT機器を駆使してデータを運動や健康づくりに活用できる。全館バリアフリーで障害者の社会参加を支援する。

 式典にはスポーツ庁、県などの関係者、市議、地元県議ら55人が出席。斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)市長は「市民の期待を背負った、市の未来を切り開いていく施設だ」とあいさつした。

 記念行事として矢板中、矢板小、矢板東小の生徒児童による合同吹奏楽演奏が花を添えた後、テープカットが行われた。

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