「宮島鳥居付近で乗り上げた」と通報 フェリーが厳島神社の大鳥居付近で座礁 試運転中に浅瀬に乗り上げ 約7時間後に離礁 広島・宮島

広島県廿日市市で26日、宮島のフェリーが大鳥居付近で動けなくなりました。事故当時、フェリーは試運転中だったということです。

米田健太郎記者
「船が鳥居付近に乗り上げていて、普段は見えない底の方まで見えています」

広島海上保安部によりますと、午後1時過ぎ、JR西日本宮島フェリーから「ななうら丸が宮島鳥居付近で乗り上げた」と118番通報がありました。

JR西日本宮島フェリーによりますと、ななうら丸は宮島の桟橋に着けている際に、異常を知らせるアラームが作動し乗客を降ろした後、午後0時半ごろ、回航で航路外に出港。試験運転中だった午後1時5分ごろ、浅瀬に乗り上げたということです。乗客はいませんでした。

観光客
「びっくりしたの一言。観光業の催し物かと思った
地元の人
「工場で作業をしていたが、目の前に船が近くに見えてビックリした。二度見した。初めて見た」

フェリーに乗っていた船長を含む4人にけがはなく、油の流出もないということです。

広島海上保安部によりますと、フェリー内で乗組員に聞き取り調査を始め、座礁から約7時間後に離礁し、午後8時20分ごろに宮島桟橋につきました。浸水などの被害は確認されていませんが、27日午前中からJR西日本宮島フェリーが手配したダイバーが海中に潜り、損傷状況などを確認するということです。

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