【地価公示】豪雨被害のいわき市内郷内町は全国最大の下落率 都市部は上昇傾向 福島

福島県は26日、土地取引の目安となる土地の価格=地価を公表しました。都市部では上昇傾向にある一方で、災害の影響を色濃く受けたところもありました。

公表された結果によりますと、県内の住宅地、商業地、工業地の価格は、平均で0.8%上昇し、3年連続のプラスとなりました。

住宅地で最も高かったのは、郡山市神明町と堤下町で、1平方メートルあたり、13万4000円で去年よりも2000円高くなりました。商業地では、郡山駅前1丁目が最も高くなりました。

住宅地のうち、上昇率が最も高かったのは、郡山市日和田町で、8.1%の上昇でした。

一方、去年9月の豪雨で、大きな被害のあったいわき市内郷内町は、マイナス8.3%で、最大の下落率となりました。8.3%の下落は、全国のすべての土地で最も大きい下落率で、県は「災害の危険性を避けたい消費者心理により、需要が大きく減退する」と予測しています。

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