ピースボートの「パシフィック・ワールド号」が中国・深圳初入港

ピースボートの「パシフィック・ワールド号」が中国・深圳初入港

23日、深圳市の蛇口クルーズ船母港に入港したパシフィック・ワールド号。(深圳=新華社配信)

 【新華社深圳3月26日】世界一周クルーズ船、ピースボートの「パシフィック・ワールド号」が23日、中国広東省深圳市の蛇口クルーズ船母港に初入港した。新型コロナウイルスの影響で中止されていた中国の国際クルーズ船事業が2023年9月に全面再開されて以降、深圳に入港した最初の外国籍国際クルーズ船となった。

 100日余りの旅を経て到着した日本やシンガポール、マレーシア、スペインなどの乗客1500人近くが、南頭古城見学や広東料理、蓮花山ドライブなど多彩な観光ツアーに参加した。

ピースボートの「パシフィック・ワールド号」が中国・深圳初入港

23日、深圳市の蛇口クルーズ船母港に入港したパシフィック・ワールド号。(深圳=新華社配信)

 深圳は同船が今回のコースで寄港する中国唯一の港となる。ピースボートは世界的なクルーズ企画組織で、1990年から地球一周の船旅に注力してきた。パシフィック・ワールド号は総トン数7万8千トン、乗客定員約2400人で、これまでに世界139カ国の278港を訪問している。(記者/李暁玲)

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