4月の入学シーズンに向け、式典会場を彩るマーガレットの出荷準備が栃木県内の生産農家で進んでいる。
小山市荒井の「上野花園」では、入学式や卒業式の時期に合わせ、ビニールハウスでピンクや黄色などカラフルなマーガレット9種計約2500鉢を栽培。花びらの色の変化が楽しめる品種が人気で、今年は新たに八重咲きの生産も始めた。
26日は余分な花を摘み取るなどの準備作業が行われた。上野仁(うえのひとし)農場長(47)は「新たな門出にふさわしい花ができた」と話した。
入学式向けの出荷は4月上旬がピークで、同市内や周辺の小中学校に届けられる。東京などの市場にも出荷しているほか、直売も行っている。