「岩切先生と空ちゃんの日常を綴っていただきたいです。」
こんなお話を産経デジタルさんからいただいたのが、かれこれ4年半前。
「獣医師として動物の病気や、栄養学に関することを執筆するならよくある話だけれど、私と愛犬の様子を書いて果たして読んでもらえるのか…?」というのが率直な感想でした。
結果、かれこれ4年5ケ月もこうやってコラムを書かせていただけたことに心から感謝しています。このコラムにご協力くださった飼い主さまや企業さま、空のお陰です。
コラムもそうですが、犬が一緒にいてくれたから今の自分がある、といっても過言ではありません。
子供の頃の留守番の時間も、勉強で必死なときも、臨床医として治療に当たるときも、そして今、DC one dishで犬猫の栄養学を通して食事療法に取り組むときも「その時、その子が家族として当たり前に側にいてくれたからできたこと。力が湧いてきたこと。」が数えきれないほどあります。
自分よりも早いテンポで時が流れてしまう動物たちのために、その子に向き合うご家族のために何ができるかを常に考えて、動物への恩返しを続けていきたいと思います。
長く続けさせていただいたコラムなので、最後に何を書いたらいいのかとても迷いましたが、このコラムを通して、私という人間の一飼い主の部分を知っていただくことができたのであれば嬉しく思います。私はこんな感じの人間です。笑
月に4本とまではいかないかもしれませんが、今後もどこかで空との日々を綴ることができたらなと考えています。こんな気持ちになれたのも、最初にお声がけくださった担当さんのお陰ですね。
空と私の暮らしも、DC one dishの取り組みも、そして動物の栄養学も日々前進していきます。ここでのご挨拶は最後になりますが、これからも精進してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
最後に、いままで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。ご家族の健康を心よりお祈り申し上げます。みんなさんが笑顔で過ごせますように!