防衛力の強化をと国が進める「特定利用港湾」について、香川県が高松港の指定受け入れを表明したことへの抗議行動が行われました。
香川県庁前で抗議の声をあげたのは、「明るい民主県政をきずく香川県連絡会」です。「高松港の軍事化につながるもの。受け入れの方針を撤回してほしい」などと訴えました。
「特定利用港湾」は平時から自衛隊、海上保安庁が訓練などで円滑に利用できるよう国が整備を進めています。知事は受け入れの理由について災害時の迅速な対応が期待できるなどと説明し、有事におけるリスクにはつながらないとの考えを示しています。
(抗議行動に参加した小早川加代子さん)
「軍事に進むのは絶対に反対です。高松市だけの問題じゃなくて、香川県としてこれをどう受け止めるか、今かなり問われていると思うので」
また高松市の大西市長はきょうの会見で「高松港の管理者である知事の判断を尊重したい」としながらも、「市民の理解を得られるよう努力が必要」と話しました。