フェンシング見延和靖がパリ五輪確実、福井県勢2人目 男子エペ3大会連続出場へ

見延和靖選手

 東京五輪フェンシング男子エペ団体金メダリストの見延和靖(旧福井県立武生商業高校出身、ネクサス)が3月26日までにパリ五輪出場を確実にした。見延は2016年リオデジャネイロ五輪、21年東京五輪に続き3大会連続出場となる。

 福井県勢でパリ五輪代表を確実にしたのは、バドミントン女子シングルスの山口茜(勝山市出身、再春館製薬所)に次いで2人目。 

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 男子エペ団体の日本は、24日までジョージアで行われたワールドカップ(W杯)で5位となり、国際フェンシング連盟(FIE)による4月1日までの国・地域別団体ランキングで4位以内が確定。パリ五輪出場枠を獲得した。

  団体メンバーについて日本協会は、FIE個人ランキングの日本人上位2人を優先的に選出し、残りは強化本部が推薦した2人(うち1人は補欠)を選出する方針。見延はW杯の結果、同ランキング日本人2番手の11位。日本人トップの5位となった加納虹輝(JAL)とともに五輪代表を確実にした。日本協会は、団体の正規メンバー3人は個人戦にも出場するとしている。

 五輪代表は、5月中旬開催の日本協会の理事会承認後、正式決定する。

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