板東英二も悲痛!『ひらめきパスワード』野村啓司アナ死去にあふれる悲しみ…絶品の “引き出し力” でゲストの素顔あらわに

『らいぶ乾杯!!トークそんぐ』で中村美律子と司会を務めた野村啓司アナ

3月25日、元毎日放送アナウンサー・野村啓司さんが12日に死去していたことが発表された。75歳。葬儀はすでに執りおこなわれたという。

死因は公表されていないが、毎日放送によると、亡くなる9日前の3月3日、MCを務めていた『人生という宝物』(MBSラジオ)で体調不良を理由に療養に入ると伝えていたという。

この訃報を受け、Xには

《今のちゃらいアナと違い、格好いい男前の紳士アナでした・・・合掌》

《アナウンサーなのに、ちょっとザラついた声で、しっかり仕切るけど、横柄に思わせない品の良さ》

《一歩引いて進行に徹し、解答者を目立たせつつも存在感を出す司会者ってもうテレビでは見なくなってしまったなぁ…》

《全国ネットの「すてきな出逢いいい朝8時」「クイズひらめきパスワード」の落ち着いた司会が大好きだった。ご冥福をお祈り致します》

などと惜しむ声が寄せられている。

「野村さんは、1971年4月に毎日放送に入社し、数多くのテレビやラジオ番組を担当しました。特に知られているのが『素敵な出逢い いい朝8時』と『クイズ!!ひらめきパスワード』(ともにTBS系)で、この2つの全国放送により、野村さんは毎日放送の看板アナウンサーとして高い知名度を得ました。

1983年に放送開始された『すてきな出逢い いい朝8時』は、毎回、3組の芸能人が登場し、うつみ宮土理、西川きよし、野村啓司さんのトリプル司会者がざっくばらんにトーク。芸能人がおもわず素顔をさらけだしてしまう、野村さんの “引き出し力” で人気を集めました。

1985年に始まった『クイズ!!ひらめきパスワード』は、当初、視聴者参加型でしたが、まもなく男性タレントと女性タレントのチーム対抗戦に変わります。初代キャプテンが板東英二さんで、ほかに島田紳助さんやラサール石井さんらが登場しました。この3人に、いつも野村さんがいじられるのが定番でした」(芸能記者)

野村さんは、関西では伝説の歌謡トーク番組『乾杯!!トークソング』の司会でも知られる。「番組の最初のころは、三橋美智也、村田英雄、春日八郎といった大御所も健在でしたし、演歌、歌謡曲のいい時代でした。あの番組はわたくしの財産です」とかつてインタビューで語っている。

古き良き昭和の芸能界を知る生き証人が、またひとりいなくなってしまった。合掌。

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