急速に発達しながら本州の南岸を東へと進んだ低気圧の影響で、26日は全国的に雷を伴った強い雨が降った所があったほか、風が強まった地域もありました。
26日は西から進んでくる高気圧に覆われるため、全国的に晴れる予報です。ただ晴天は長くは続かず、27日から28日にかけて、低気圧や前線の通過で、再び雨が降りやすくなります。
その雨の天気をもたらす低気圧がやってきたあとには、日本列島には広く「黄砂」が飛来する予想が出ています。
29日(金)・30日(土)は北日本から西日本にかけての広い地域に黄砂が広がる予想となっています。
現時点での黄砂予想では、西日本ではやや濃度の濃い黄砂が飛来する可能性があります。呼吸器系に疾患がある方やアレルギー体質の方などは今後の黄砂情報にご注意ください。
この黄砂ですが、気象台の職員が、実際に目で見て観測を行う「目視観測」が26日に東京・大阪をのぞいて終了しています。
黄砂が飛来するおそれがある場合、府県情報などの気象情報として注意喚起が行われることもあるようですが、これまでのように観測の統計記録としては残らないことになります。