公示地価、福井県内の商業地32年ぶり上昇 北陸新幹線延伸と再開発効果で

北陸新幹線県内開業による再開発で地価が上昇した福井駅周辺。福井県内商業地変動率は32年ぶりに上昇へと転じた=3月16日、日本空撮・小型無人機ドローンで撮影

 国土交通省は3月26日、公示地価(1月1日時点)を発表した。北陸新幹線延伸と再開発の効果により、福井県内の商業地の平均変動率はプラス0.2%(前年マイナス0.6%)となり、1992年以来32年ぶりに上昇した。住宅地はマイナス0.4%だったものの前年のマイナス0.7%に比べ下落率が縮小し、福井市は31年ぶり、敦賀市は27年ぶりにプラスに転じた。

 都市計画区域のある14市町135地点を調査した。県内全体では、住宅地と商業地を合わせた全用途の平均変動率がマイナス0.1%(同マイナス0.6%)と29年連続で下落したが、下落幅は縮小した。

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