「高齢ドライバーの事故」相次ぐ…"銀行の壁&クリーニング店の灯油タンク"に突っ込む 70代運転手のアクセル操作ミスか 北海道

銀行の外壁に衝突した乗用車(帯広市)

北海道内では3月26日、高齢ドライバーが運転する車が建物に突っ込むなどの交通事故が相次ぎ、警察が注意を呼び掛けています。26日午前10時20分ごろ、帯広市柏林台南町の銀行で「車が店舗の壁にぶつかった」などと警察に通報がありました。警察などによりますと、70代男性が運転する乗用車が軽乗用車などに衝突し、その後銀行の建物の外壁にも突っ込んだということです。男性は軽いケガをしていて、運転操作のミスが原因とみられています。

事故があった現場(帯広市)

また午前11時ごろには札幌市中央区南14条西19丁目にあるクリーニング店の駐車場で、設置された灯油タンクに乗用車が突っ込みました。タンクは乗用車のボンネットに倒れ、ホースが切れて灯油が漏れ出しましたが火災の発生などはありませんでした。また、倒れたタンクが接触したことで、クリーニング店の壁にも傷が付きました。乗用車を運転していた70代後半の女性は駐車場に車を止めようとした際、一度停車し発進したところ暴走したということです。警察の調べに女性は「アクセルを強く踏み込みすぎてしまった」などと話しています。警察は高齢ドライバーに対し、「より慎重な運転操作で安全運転に努めてほしい」と呼び掛けています。

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