福島県猪苗代町の新そば祭り 特設会場と参加店舗、2方式での開催を検討

 福島県猪苗代町の新そば祭りは特設会場と、「プレミアム月間」中に参加店舗で味わう2方式での開催を検討する。26日に町役場で開いた実行委員会で方向性を決めた。体育館を使った特設会場開催は2019(令和元)年以来、5年ぶりとなる。

 従来は特設会場開催だったが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、開催方式を変更。プレミアムチケットを販売し、各店舗で食べてもらう形に移行していた。特設会場で祭りを盛り上げるとともに、各店舗にも足を運んでもらう2方式の採用を目指す。

 特設会場は11月上旬の土、日曜日に2日間にわたって開催する。1日当たり千食を提供する。会場では町内の産業や文化を発信する催しも繰り広げる。

 プレミアム月間は11月の1カ月間で、期間中に参加店舗で使えるお得な券を販売する。千円のチケットで1300円分のそばを味わえる。

 会合で委員からは2方式開催を望む声が上がった。実行委員長の二瓶盛一町長は「新そば祭りを新たな形で盛り上げていきたい」と話した。

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