AirX、関東初空飛ぶクルマの実証フライトに成功

空飛ぶクルマが首都圏上空を飛行することは今回が初めての事例だという。

実施の背景

近年、MaaS(サービスとしての移動)や自動運転車、バイクシェアや電動キックボード等、人の移動を担う新たな概念や技術が導入されており、人やモノ移動に関する概念が変化している。

空の移動モビリティにおいても、AirXが参加する「空の移動革命に向けた官民協議会」を中心に空飛ぶクルマの社会実装に向けた官民一体となる取り組みが進んでいるという。

AirXは、ヘリコプター事業で提携しているつくば航空と、空飛ぶクルマ分野においても連携し、空飛ぶクルマの社会実装に加え、つくば市が定める「スマートシティ構想」の実現に寄与していくとしている。

今回、その第一歩として、茨城県つくば市に空飛ぶクルマの実証・インフラ拠点「つくば空飛ぶクルマテストフィールド」を開設した。

実証フライトの概要

実証フライト

セレモニー内容

※一般参加者は応募多数により、抽選を実施。当選倍率は約10倍に

セレモニー内容

フライト実績

実施場所

つくば空飛ぶクルマテストフィールド:つくばヘリポート(住所:〒305-0011 茨城県つくば市上境992番地)

使用機材

EH216-S (AirX所有) 動力:電力、航続可能距離:30km

今後の展望

つくば空飛ぶクルマテストフィールドを拠点として、下記4点を実現していくという。

  • 技術実証: 空飛ぶクルマの安全かつ効果的な運航を確認し、技術の進歩に寄与する。
  • バーティポート整備: つくばヘリポートを空飛ぶクルマのバーティポート拠点として整備し、関東地域の中心的存在を担う。
  • 運航管理等のインフラ基地構築: 首都圏における将来的な数千機の空飛ぶクルマの運航を見据え、東京より50km圏内に運航管理システムの基礎や整備基地を構築し、運航の基盤を整える。
  • 社会受容性の向上: 展示だけでなく、デモフライトができる環境を整え、空飛ぶクルマを身近に感じていただき、乗客体験等の地域における社会受容性を高めることに寄与する。

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