米紙報道や新型コロナウイルスの5類移行を追い風に、盛岡駅前の商業エリアが魅力を高めている。国土交通省が26日公表した公示地価(1月1日現在)で、上昇率が3年連続の1位となった。価格ベースでは49年連続トップに立つ本県屈指の商業地・盛岡市大通2丁目エリアに迫ってきた。
商業地の上昇率最大は「盛岡市盛岡駅前通8の17」のプラス6.0%(前年は4.3%)で2022年から連続で上昇。価格は1平方メートル当たり28万1千円と、1976年から1位が続く「盛岡市大通2の3の5」の同28万3千円との差が縮小している。
新幹線駅から徒歩圏内の商業エリアは全国的に人気が高い。本県でも県都・盛岡の中核駅前はホテルや飲食店、商業ビルなどが並び、県外からの投資が底堅い状況だ。