豊かな色彩と日持ちの良さが特長で、切り花として人気のアルストロメリアの収穫が置賜地方のビニールハウスで盛んに行われており、生産者らが出荷作業に追われている。
JA山形おきたまによると、置賜地方は国内でも主要な産地の一つで、年間約240万本を出荷している。ハウス栽培したものは例年3~5月にかけて収穫のピークを迎える。
川西町尾長島、農業小形泰弘さん(55)のハウスでは、ピンクや黄色といった色鮮やかな花が咲いている。今季は暖冬のため、例年と異なる温度管理を強いられたという。小形さんは「苦労は多かったが、順調に育った。他の花と組み合わせるなどし、家庭でも楽しんでほしい」と話していた。