Delairのマッピングドローン「UX11」、簡単に測量と地図作成が可能

Delair UX11は、生産性の大幅な向上、これまでにない使いやすさ、高品質の航空データ取得を提供する固定翼ドローンだ。

内蔵グローバルシャッターカメラ、センチメートルレベルの高精度GNSSセンサー、測量グレードの結果を得るためのポスト処理キネマティック(PPK)機能、2.4GhZワイヤレスおよび3G/4Gセルラー接続を含む、飛行前、飛行中、飛行後の操作に必要な統合機能を提供し、どこでも操作可能だ。

ドローンの運用性能(400フィートで300エーカー以上をカバーする最大59分の飛行が可能)は、他の測量やマッピングのオプションと比較して総所有コストを大幅に削減するという。

固定翼ドローンで地図作成

UX11は、59分間の飛行耐久性と長い飛行距離(53 km/33マイル)により、生産性が非常に高くなっている。生産性のために解像度を犠牲してはいない。1回のフライトで、300エーカー/120ヘクタールを400フィート/120メートルでマッピングし、1.7センチメートルのGSDを得ることができる。

Delair UX11は、携帯電話接続(3G/4G)とDelair Link地上局との無線リンク(2.4GHz)の両方で常に接続されているデュアル通信システムにより、より遠くまで飛行を可能にしている。

また、数少ないBVLOS対応UAVの1つでもあり、Delair Linkは、FCC地域では最大4マイル/6.4km、CE地域では2マイル/3.2kmの航続距離を提供する。

主な特長

  • 持ち運びが便利で簡単
    UX11は軽量(わずか1.6kg)で持ち運びが簡単。背負えるコンパクトなキャリングケース(43×36×80cm)が付属している(13kg)。
  • 迅速で簡単なセットアップ
    Delair UX11の現場でのセットアップも簡単。2枚の翼をはめるだけで準備できる。5分以内で組み立てが可能。
  • タブレットで簡単フライト管理
    Androidタブレット上で動作するユーザーフレンドリーなソフトウェア、Delair Flight Deckを使って、オフィスに戻ってミッションを計画できる。その後、フィールドに出てから、環境条件(風向き)に基づいて微調整をする。UAVの離着陸エリア、方向、アプローチをコントロール。フライトの前に、タブレット上ですべての飛行前チェックを行う。
  • 簡単な完全自動飛行
    離陸は手動。ベテランのドローンパイロットでなくても、簡単にDelair UX11を発進させることができる。全自動。タブレットでDelair Flight Deckソフトウェアを数回クリックするだけで飛行計画を立て、ドローンを発進可能。飛行と着陸は自動操縦。
  • 正確な自動着陸
    Delair UX11は、逆噴射と地上センサーを使用して、鳥のように静かに、低速で、正確に着陸。UX11は非常に狭い場所や複雑な環境でも着陸可能(降下角30°)。
  • 写真測量のためのドローンデータ管理の合理化
    着陸後、Delair After Flightソフトウェア(付属)を使用すると、PCにダウンロードした生データをフィルタリング、選択、処理できる。読み取り可能な画像(jpg、tiff)を自動的に整理して保存し、Trimble Business Center(.jxl出力)の合理化サポートを含む、あらゆるフォトグラメトリーソフトウェアにエクスポート可能。

測量レベルの高品質データを提供

Delair UX11は、グローバルシャッターを搭載し、Delairが設計した完全一体型の工業用RGBカメラで、1cm GSDの画像を提供する。

カメラと地上管制局のリアルタイム無線リンクにより、飛行中にカメラの設定や画質をコントロールできる。飛行中および現場での画質レポートにより、写真測量に適したデータかどうかを推測する必要がないという。

ポスト処理キネマティック(PPK)により、GCPの使用を最小限に抑え、センチメートル単位の精度を実現している。同社のプロフェッショナルマッピングドローンは、必要な精度を提供。Delair UX11は2周波GNSSセンサー(L1、L2)を搭載し、GPSとGLONASSの両方の衛星コンステレーションを使用する。PPKは、無制限またはオンデマンドで、また過去にさかのぼって起動させることもできる。Delair After Flightソフトウェア(付属)がPPK処理を行う。

スペック

▶︎Delair

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