福島県郡山市の星総合病院は23日、「キッズツアー」を院内で開き、児童が模擬手術などを通して医療の仕事を体験した。
職業選択に役立ててもらおうと企画した。増山郁小児科診療部長が小学4~6年生22人を一日特命ドクターに任命。児童は3班に分かれ、院内やヘリポートなどを見学した。
実際の医療器具を使い、担当者から指示を受けながら手術の手順を学んだ。手羽先を電気メスで切開し、中に埋め込まれた硬貨を取り出した。傷口を縫い、ガーゼで保護した。
ラムネやコンペイトーを薬に見立てて袋に詰める作業も行い、楽しみながら医療現場を体感した。増山部長は「医療職との交流を通し、子どもの夢と希望の支えになれたらうれしい」と語った。
(郡山版)