「選手への責任転嫁が多い」トルシエ監督解任のベトナム、母国メディアが失態の原因を分析!「管理方法、特定の個人に対する贔屓…」

現地時間3月26日に開催された北中米ワールドカップのアジア2次予選・第4節で、ベトナム代表はホームでインドネシア代表と対戦。0-3で完敗を喫した。

この結果、ベトナムは4試合を終えて1勝3敗で勝点3。F組2位のインドネシアに4ポイント差をつけられ、最終予選進出が厳しい状況となった。そんななか、ベトナムサッカー連盟(VFF)は同日に、フィリップ・トルシエ監督との契約を解除すると発表した。

これを受けてベトナムメディア『tuoi tre news』は、トルシエ監督が就任して以降のこれまでの戦いぶりについて、以下のように報じている。

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「直近11試合でベトナムは10敗を喫し、2023年末からは7連敗となった。FIFAランキングでも94位から105位に転落し、ここ数年で最低となった。これらの出来事はすべて、トルシエ監督が2023年2月に就任してから1年以内に起こった」

また、指揮官の失態の原因を「選手の管理方法、特定の個人に対する贔屓、意思決定の遅さ、非効率な戦術への依存にあると考えている」と分析。さらに、「トルシエ監督は自身の失敗についてほとんど語らなかった。その代わり、彼は選手への責任転嫁が多い」と不満を伝えた。

2002年に行なわれた日韓ワールドカップでは、日本代表を史上初のベスト16進出に導いたトルシエ監督。ベトナムではその手腕を発揮できなかった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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