福井県営体育館と福井県営球場に「命名権」導入…福井県の所有施設で初、愛称いくらで決められる?

命名権(ネーミングライツ)を導入する県営体育館=福井市

 福井県は、福井市の福井運動公園内にある県営体育館と県営球場の2施設について、スポンサー企業が愛称を決める命名権(ネーミングライツ)を導入する。県有施設で初の試み。4月12日まで、県内に本社や本店、支店などを置く法人を対象に募っている。

 新たな自主財源を確保し、県内のスポーツ振興や公共施設の改修費用などに充てる目的。命名権料は、県営体育館が年間300万円以上、県営球場は同200万円以上で、契約期間は両施設とも原則3年以上。

 県営体育館は2018年福井国体を控え、17年に建て替えた。メインアリーナは3千平方メートルで、最大4千人を収容できる。県営球場は1967年に整備。収容人数は2万2千人で、プロ野球公式戦でも使用されている。

 4月中に選定委員会を開き、同月下旬にも愛称を公表する見込み。募集要項などの詳細は県のホームページで確認できる。問い合わせは福井県スポーツ課=電話0776-20-0746。

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