懲戒処分…病気休暇を取ったはずが、観光地に出かけていた女性主事 ウソの申請を続けていた28歳 指導監督を怠った上司も処分 体調不良になった女性、「家族の看護、介護がある」と偽って休暇を計12日取得も

虚偽の休暇を申請 県教委、女性主事を停職処分

 埼玉県教育委員会は21日、休暇の虚偽申請などを行ったとして教育総務部教職員課の女性主事(28)を停職1月の懲戒処分にした。また、女性主事の指導監督を怠ったとして同課の男性課長(57)を減給1月とした。

 総務課人事担当によると、女性主事は2022年4月から今年2月22日までの間、自身の体調不良であるにもかかわらず、親の介護や家族の看護をする必要があると偽り休暇を計12日取得したり、病気休暇を取りながら観光地に出かけるなどしていたという。

 このほか県教委では同日、川口市内で赤信号看過に起因する自動車同士の接触事故を起こし、相手の男性に胸骨骨折などの傷害を負わせたとして、東部地区県立高校の男性教諭(54)を戒告の処分にした。

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