ブラジル、今年のGDP予想2.5%以上に上方修正も=財務相

[サンパウロ/ブラジリア 27日 ロイター] - ブラジルのアダジ財務相は27日、財務省が数カ月以内に今年の同国国内総生産(GDP)伸び率予想を現状の2.2%から少なくとも2.5%に引き上げる可能性があると述べた。

サンパウロで行われた産業界のイベントで、中銀が最近の雇用統計に「恐れをなす」ことがないよう願うとし、一段の利下げ余地があるとの見方を示した。

2月の就業者数は30万6111人の純増で、ロイター調査によるエコノミスト予想を上回った。

アダジ氏はまた、27日午後に放映されたCNNブラジルとのインタビューで、サービスを中心とする最近のコアインフレ率の統計をさほど懸念していないと述べた。

中央銀行は今月、政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き下げて10.75%とした。利下げは6会合連続となったが、今後は利下げ幅の縮小を検討する可能性があると示唆した。

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