次期衆院選を巡り、日本維新の会は27日、群馬5区に新人で元榛東村議の中島由美子氏（65）＝同村山子田＝を擁立すると発表した。公認候補予定者となる選挙区支部長に選任する。
中島氏は同村職員などを経て、村議を2期務めた。2019年と23年の同村長選に無所属で立候補し、いずれも落選した。1月に党の公募に応募し、5区からの立候補を希望した。
上毛新聞の取材に「身を切る改革で財源を生み出し、教育や子育て、生涯現役で働けるといった命の尊厳を享受できる社会をつくりたい」と話した。
県庁で同日会見した県組織、群馬維新の会の宮崎岳志幹事長は「自民党に対抗できる選択肢を示すことが求められきた選挙区。裏金問題に対する異議申し立てとも言える」と述べた。
党本部は全小選挙区への候補擁立を目指し、1～4区も引き続き模索する。
同区の現職は自民党の小渕優子氏（50）。共産党は次期衆院選で新人の伊藤達也氏（40）の擁立を決めている。前回21年は小渕、伊藤両氏が戦った。
