ワイヴァンズ、延長制し3連勝 岩手に87-85

〈山形―岩手〉第4クオーター、山形の阿部龍星(右、山形南高出)が2点シュートを決め、56-55と逆転する=山形市総合スポーツセンター

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は第28節の27日、各地で7試合を行った。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは山形市総合スポーツセンターで岩手と対戦し、延長戦の末、87―85で勝利した。3連勝で通算成績は26勝26敗、順位は一つ上げ3位とした。

 山形はルーズベルト・アダムス、ジェームズ・ベル、岡島和真、白戸大聖、ティモシー・ホリフィールドが先発した。前半は岩手の司令塔・関屋心に得点を重ねられ、38―44で折り返した。後半、第4クオーター開始直後に逆転、その後は競り合う展開となり71―71で延長戦に。最後はアダムスとベルが要所でシュートを決めて競り勝った。

 アダムスが20得点、ベルが18得点10リバウンド、マイケル・フィンケが12得点、ホリフィールドが11リバウンドだった。

 次節は30、31の両日、埼玉県越谷市立総合体育館で越谷と対戦する。

 【評】山形は後半、リングへのアタックや速いパス回しで相手に打ち所を絞らせなかった。守備では1対1で相手に体を寄せ、手を出し続けるなど要所での粘り強さが光った。リバウンドは相手の41本に対し、51本だった。

接戦を取れたのは大きい

 石川裕一ヘッドコーチの話 接戦を取れたのは大きい。前半は守備が緩く、後半にかけてその部分を修正した。中2日で次の試合を迎える中、よく勝ち切ってくれた。残り8試合。まだまだチームは良くなる。

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