子ども向け紙面を作る全国の新聞社を通じて集まった「こども記者」が未来に向けて議論する「第7回こども新聞サミット」が27日、東京都江東区の日本科学未来館で開かれた。本県からは宇都宮大付属小5年の富沢実生(とみざわみき)さん(11)が参加し、次世代型路面電車(LRT)が環境に良い理由などを報告した。
こども記者18人は「地球を守るためにできること」「国際理解」「人手不足」の3テーマに分かれ、各地で取材を行ってきた。富沢さんは「地球を守るためにできること」チームの一員として、LRTについて取材。再生可能エネルギーで動くため二酸化炭素(CO2)を出さないことを紹介し、「みんなで利用し、良さを伝えていくことが大切」と訴えた。
全体討議ではサミットのテーマ「よりよい世界をつくるためには」の提言を話し合い、「異文化・少子化・CO2 地球の課題は自分事 笑顔あふれる未来に向かって、発信しよう子どもから!」とまとめた。
富沢さんは「他の発表も参考になった。自分にできることから、少しずつ提言を実践したい」と話した。