八木節など軽快に披露 足利で県郷土芸能大会 計10団体が出演

八木節を披露する足利市八木節連合会の子どもたち

 【足利】県内の民俗芸能団体による「第30回県郷土芸能大会」(県郷土芸能保存協会主催)が24日、朝倉町のあしかがフラワーパークプラザで開かれた。

 市内での開催は初めて。市内4団体のほか、足尾直利音頭保存会(日光市)や烏山山あげ保存会(那須烏山市)など計10団体が出演した。

 市指定無形文化財の八木節を継承する18団体で構成された市八木節連合会は子どもたちによる八木節などを披露し、軽快な演奏と踊りで会場を魅了。大山祇神社太々神楽保存会の「岩戸開き」や足利南大町宮比講神楽保存会の「恵比寿の舞」も上演され、来場客から大きな拍手が送られた。

 同協会の桜井基一郎(さくらいもといちろう)会長は「歴史と文化の足跡が残る足利で大会が開かれることを喜ばしく思う。大会を通じて、郷土芸能の素晴らしさを感じてもらえたら」と述べた。

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