性的うわさ拡散など「いじめ」で女子生徒不登校 自殺も考える 第三者委「学校の対応遅れ」指摘=静岡・藤枝明誠高校

静岡県藤枝市にある藤枝明誠高校で、女子生徒の根拠のない性的なうわさを流すなどのいじめがあったことが分かりました。

【写真を見る】性的うわさ拡散など「いじめ」で女子生徒不登校 自殺も考える 第三者委「学校の対応遅れ」指摘=静岡・藤枝明誠高校

藤枝明誠高校の第三者委員会がまとめた調査報告書によりますと、2019年5月頃から女子生徒は根拠のない性的なうわさを拡散されたりSNSで性的なメッセージを執拗に受けたりしたということです。

女子生徒は2020年1月から学校を休みがちになり、自殺を考えたところを警察に保護されました。

いじめの重大事態と判断した学校は、2021年に第三者委員会を立ち上げ、学校側の対応の遅れを指摘する報告書をまとめ2023年5月、静岡県に伝えました。

これを受け、県が設置した再調査検討委員会が協議した結果、調査は尽くされたとして「再調査は不要」と判断したということです。

学校側は「教員一同深く反省するとともに今後二度と同様の事態が発生しないよう努めていきます」とコメントしています。

© 静岡放送株式会社