4月に開校する釜石市国際外語大学校 観光学科への入学予定者が1人 学校は三陸鉄道で通える沿岸の生徒募集に注力 10月スタート予定の日本語学科には20人が希望 市も連携強化へ

盛岡市の学校法人龍澤学館が釜石市に4月開校する専門学校の入学者が、3月末の時点で1人に留まっていることが分かりました。一方で10月に開講を予定する留学生を対象とした日本語学科には20人が入学を希望しています。

龍澤学館の本部地域連携SDGs推進室の長葭常紀室長によりますと、4月開校を予定している釜石市国際外語大学校の学科のうち、観光分野の人材を育成する外語観光学科の3月末時点の入学予定者は定員40人に対して1人だということです。

一方で現在、法務省に対して設置許可にあたる告示を申請している留学生を対象とした日本語学科については、ネパールやバングラデシュ出身の20人が入学を希望していて、10月に開講する予定です。

長葭室長は「外語観光学科についても釜石市と連携しながら三陸鉄道で通える沿岸の高校を中心に生徒の募集に力を入れたい」としています。

釜石市の小野共市長は27日の記者会見で「学校との連携を進めていく。地域で活躍できる人材を育成する努力をお願いしたい」と述べました。

この専門学校は釜石市教育センターの建物を無償で借り受けて開校するもので、釜石市は改修などおよそ4億円を支援しています。

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