「大雨のち黄砂」非常に激しい雨の所も…黄砂は全国へ 東京や静岡、名古屋の飛散状況は【予想シミュレーション】

春の嵐の後は、厄介なものが飛んできそうです。

【写真を見る】「大雨のち黄砂」非常に激しい雨の所も…黄砂は全国へ 東京や静岡、名古屋の飛散状況は【予想シミュレーション】

東海地方では、3月28日夜遅くから29日昼前にかけて、雷を伴った激しい雨や非常に激しい雨の降る所がある見込みです。特に、静岡県では警報級の大雨となる予想で、愛知県や岐阜県でも、雨雲が予想よりも発達した場合や停滞した場合には、警報級の大雨となる可能性があるとして、気象庁が警戒や注意を呼びかけています。

低気圧や前線に向かって南から暖かく湿った空気が流れ込むためで、大気の状態が非常に不安定となる所があるとみられます。

【1時間降水量の予想】28日から29日にかけて(いずれも多い所で)
静岡県 50ミリ
愛知県 40ミリ
岐阜県 40ミリ
三重県 40ミリ

【24時間降水量の予想】28日午後6時から29日午後6時まで(いずれも多い所で)
静岡県 200ミリ
愛知県 150ミリ
岐阜県 150ミリ
三重県 120ミリ

土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒、注意が必要です。

大雨のあとは「黄砂」悩ましい…洗濯物や洗車は

気象庁によりますと、29日から31日にかけては、北日本から西日本の広い範囲で「黄砂」が予想されます。水平方向で見通しの効く距離(視程)が10km未満となり、所によっては5km未満となるおそれがあります。

屋外では、所により黄砂が付着するなどの影響が予想され、視程が5km未満となった場合は、交通への障害が発生する恐れがあり、注意が必要です。

黄砂は、中国大陸方面からの偏西風にのって、春の2月から5月にかけて飛んで来ます。砂だけでなく、ゴミ、ほこり、PM2.5なども飛んできて、黄砂アレルギーを引き起こす恐れもあるので厄介です。

また、洗濯物を外干しすると黄砂が付着する恐れがあるので、洗濯物は部屋干しがおすすめです。さらに厄介なのが車の手入れです。車のボディに黄砂がつくと汚れが目立ちますが、タオルなどで拭いてはいけません。黄砂は砂の粒なのでとても硬く、タオルなどで拭くと車のボディに細かな傷がついてしまいます。早めに水洗いで砂を落としましょう。

© 静岡放送株式会社