タワマン計画相次ぐ 島根県松江市 景観規制見直し具体的な高さ規制などを設ける考え

松江市中心市街地で、高層マンションが、相次ぎ計画されていることを受け、上定昭仁市長は、28日の定例会見で、松江城南側の一角について2年後をめどに、具体的な高さ規制を設ける考えを明らかにしました。

松江城を望む中心市街地で、天守とほぼ同じ高さ57メートルの高層マンションが計画され、城下町の歴史的景観と開発とのバランスが問題になっています。

松江市上定昭仁市長「高さを何メーターということまで含めて基準化しないと、なかなか皆さんの共通認識となりにくい部分があると。」

定例会見で、上定市長は、2024年度から、松江市中心部の景観規制の見直しに着手し、眺望基準を2025年4月から。建物の高さ制限を、2026年4月から改定する考えを示しました。

さらに、現在、高さ46メートルのマンションが、大橋川沿いに計画されていることについて、次のように答えました。

松江市上定昭仁市長「(きょうの景観審議会で)あの地域の調和ですね、を重んずるべきであるというようなご意見を頂いたものと認識しておりますので、それを踏まえた上での事業者に対する接触を考えて行きたい。」

景観審議会での議論を尊重し、業者と接触して行くとしました。

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