現職斎藤氏が公約発表 産業振興や子育て支援など6項目 矢板市長選

公約を発表する斎藤氏

 【矢板】31日告示、4月7日投開票で行われる市長選で、立候補を表明している現職斎藤淳一郎(さいとうじゅんいちろう)氏(51)が28日、東町の後援会事務所で記者会見を開き、公約を発表した。「重点公約」として(1)産業振興(2)子育て支援(3)学校教育(4)健康・高齢者福祉(5)交通・道路整備(6)防災減災-の6項目を掲げた。

 「雇用は重要だが、職場として市を選んでくれたとしても住まいは市外に構えるということがあってはならない」とし、6項目に優先順位はつけず「同列で推し進める」と強調した。

 施策を実施するまでの目途となる期間を半年、1年半、4年の3段階に分け、半年は「小中学校特別教室のエアコン設置」、1年半は「若年層の国民健康保険税引き下げ」、4年は「スマートインターチェンジ・国道4号バイパス間の道路整備」などと明記した。

 斎藤氏は「行財政改革でお金がたまったので『すぐやります』と言える環境になった」と述べた。このほか、早川町のシャープ栃木工場跡地に計画されている木質バイオマス発電事業に改めて反対を表明した。

 市長選には前市議森島武芳(もりしまたけよし)氏(37)も立候補を表明している。

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