県と共同で被災者応援 石川ユナイテッド、新年度

新年度の事業計画案を決めた理事会=金沢市の北國新聞会館

  ●県民スペシャルデー継続 理事会決定

 一般社団法人石川ユナイテッド(金沢市)は28日、同市の北國新聞会館で2023年度第2回理事会を開き、新年度の計画案として能登半島地震の支援事業に取り組むことなどを決めた。加盟8チームの公式ホーム戦で年間各1試合を「県民スペシャル応援デー」(北國新聞社特別協力)とする企画は継続する。

 地震の支援事業は、昨年1月に包括連携協定を結んだ石川県との共同事業として、被災者に日常生活の楽しさや感動、精神的な安らぎをもたらす内容とする。あいさつで飛田秀一会長(北國新聞社名誉会長)は、被災地の親子らを各チームのホーム試合に招待する案を示し「スポーツを通じた地域貢献活動を進めるため、各チームの力添えをお願いしたい」と述べた。

 県民スペシャル応援デーは、2年目となる新年度についても、県民の招待枠設定や応援イベント実施により、スポーツ観戦文化の定着を図る。加盟チームによる県内小中学校でのスポーツ教室、いしかわスポーツキッズフェスタ2024の開催支援、特別支援学校でのパラスポーツ教室なども継続する。

 石川ツエーゲンの端陽造代表取締役事業統括の理事新任を承認した。

 石川ユナイテッドには石川ミリオンスターズ、ツエーゲン金沢、金沢武士団(サムライズ)、PFUブルーキャッツ、北國銀行ハニービー、金沢学院クラブ、ヴィンセドール白山、金沢ポートの県内トップチームが加盟している。

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