観光名所「鶴の舞橋」、4月通行再開 青森・鶴田町、第1期改修工事終え 8月末まで

第1期工事が終わり、4月1日から通行できるようになる鶴の舞橋。手すりや床材が一新された=28日、鶴田町
廃材を利用して作られた「鶴のマイ箸」(手前)と丸枡(奥)。4月20日から販売される

 大規模改修が行われている青森県鶴田町の観光名所「鶴の舞橋」が第1期工事を終え、4月から再び歩いて渡れるようになる。工事に伴い通行止めとなっていた。28日、装いを新たにした橋の様子が報道陣に公開された。

 1994年完成の「鶴の舞橋」は、廻堰(まわりぜき)大溜池(津軽富士見湖)に架かる日本一長い木造三連太鼓橋。老朽化のため、県が昨年9月から国の補助事業を活用して大規模改修工事を行っている。

 第1期は、全長約300メートルの橋のうち富士見湖パーク側の約100メートルを改修。橋脚の補強や床板、手すりの交換を行った。手すりなどには県産のヒバ材、床板にはスギ材を使い、腐食を防ぐ対策も行っている。

 橋を通行できるのは、4月1日から第2期工事が始まる前の8月31日まで。同町企画観光課の境谷咲歩主事は「改修工事により今までとは違った舞橋を見ることができると思うので、たくさんの方に来てほしい」とPRした。大規模改修工事は2026年春に完了する予定。

 また、同町は工事で出た廃材を再利用したヒバの箸「鶴のマイ箸」(1500円、税込み)と「丸枡(ます)」(2800円、同)を4月20日から販売する。販売場所は町内にある「道の駅つるた」と富士見湖パーク売店施設「ここにもあるじゃ」。問い合わせは同課(電話0173-22-2111)へ。

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