LRT貸し切り5月スタートへ 運賃上限額の認可申請

宇都宮ライトレールが運行するLRT

 次世代型路面電車(LRT)を運行する宇都宮ライトレールは28日、「宇都宮芳賀ライトレール線(宇都宮駅東口-芳賀・高根沢工業団地)」の貸切旅客運賃の上限額について、関東運輸局長に認可申請した。

 申請した貸切旅客運賃は、乗車区間によらず片道を1行程として、1編成当たり4万円。同社によると、5月中旬に貸し切り運行を始める予定。予約制のため、事前の申し込みが必要となる。手続き方法は認可後に同社ホームページで公表する。同社にはこれまで、貸し切りの問い合わせが多く寄せられており、社会科見学や観光ツアーなどの団体利用が見込まれるという。

 また、運賃割引の対象となる幼児の人数を見直す届けも同日、同運輸局長に出した。1歳以上6歳未満の幼児の運賃割引については、同伴する幼児2人まで無料としていたものを、4月1日から3人まで無料とする。4人目以降は小児運賃が必要となる。

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