<海外NGハンドサイン>ギリシャ旅行で「やっちまった(泣)」→ 料理を褒める意味で、親指を立てると!?

《何気なく発した言動で相手を怒らせてしまった》という経験はありませんか?
良かれと思ってやったことでも、マナー違反や失礼な行動になっていることも。それが海外ともなると、なおさらです……。
今回は、筆者の知人の失敗談をどうぞ。

ftnews.jp

外出自粛生活で夢見るようになった海外旅行

私は、海外旅行にハマり始めたOLです。

世界規模の流行り病のせいで、なかなか旅行に行けなかった数年間。

でも、おうち時間が増えるようになってから、気晴らしに動画サイトでいろんな国を見るように。

そこで数々の素敵な風景やお料理を見るうちに、《海外旅行欲》が高まっていったのです。

本屋さんでも<おすすめ旅><世界絶景100選>といった本を読み漁りました。

「流行り病が治まったら、絶対に海外旅行に行くぞ!」と、仕事へのモチベーションにもなっていました。

英語が不安だったがギリシャ旅行に

そして今、ようやく誰でも気軽に海外に行けるように!

とっても嬉しかったのですが、一つ問題が。
私、全く英語が喋れないのです。

学生時代は授業で習っていたものの、もうそれも10年ほど昔の話。
仕事的でも英語に触れる環境が全くないため、ほぼ話せない状態でした。

それでも気持ちを抑えられず
「ノリで何とかなる!」
と思った私。

スマホの翻訳アプリを頼りに、かねてより気になっていたギリシャへ旅行に行くことにしたのです。

素敵な方々との出会いで楽しむが..……

空港で迷うこともありましたが、幸い、外国人の方々はみんな優しかったです。

ほとんど英語が喋れないと分かってか、とても親切にしてくれました。
人の温かさを感じつつ、いざギリシャへ。

圧巻の古代遺産の数々に、目を見張るような素晴らしい景色。

日本にはなかなかない、カラフルな建物や真っ白な家並みを見て、《本当に来てよかった!》としみじみ感じました。

レストランでは、美味しい魚介のコースに感動。
たまたまオーナーが日本人と知って挨拶に来てくれたので、少し話すことになりました。

とっても笑顔が素敵なオーナーに翻訳アプリでお礼を言い、お会計へ。

《とっても美味しかったよ!》という意味を込めて、最後にグーと親指を立てて伝えました。

すると、突然オーナーが険しい顔つきに……!

まさか○○のポーズが失礼に当たるなんて!

なんといきなり態度を急変させ、怒りだしたのです!

早口の英語が聞き取れず、苦労しつつも翻訳アプリで話を聞くと......。

「親指を立てるハンドサインは《侮辱》の意味だ」
「俺の店を侮辱しているのか!?」

なんと、<良かったよ>の意味で出したハンドサインが、ギリシャでは《侮辱》と失礼な意味になっていたのです!

すぐに知らなかったと謝罪すると、ようやく怒りを鎮めてくれたオーナー。

その後調べると、親指を立てるハンドサインは、アフガニスタンやイラン、ギリシャなどの一部の国では相手を侮辱する意味にとられるそう。

良かれと思った行動が、相手にとっては失礼に当たることもあるのだと学びました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい

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