「うるさいってば!」【娘が反抗期】帰宅時間が遅くなり心配に → ある日『思わず涙する出来事』が?

今回のエピソードは、子供の反抗期に頭を抱える筆者の友人の体験談です。
親の言うことを聞かず、夜遅くに帰ってくる高校生の娘に辟易していた友人ですが、
実はとんでもないどんでん返しが待っていました。

娘が難しい年頃になりました

私には一人娘がいます。現在、高校3年生。
進路のことで悩んでいるみたいで、親としてアドバイスもしたい今日この頃ですが、なかなか距離感がうまくいきません。娘の機嫌が悪い時は素っ気ない返事しかせず、居間でテレビを見ている時に将来のことを2人で話し合いたくても、「うるさいなー、ちゃんと考えているから大丈夫!」としか言いません。
本当はもっと娘と話がしたいのですが...。

まさか、夜遊びしているんじゃ...

しかも最近、娘の帰宅時間が遅いのです。
悪く考えると、ゲーセンに入り浸っているのではないか? 悪い仲間ができたのではないか? と心配になります。また、勉強はきちんとしているのかどうかも怪しいです。

娘が何をしているのか気になりますが、部屋に入った後はこっそり覗くわけにもいかず、困っていました。

娘が門限より遅い日に叱ると...

我が家の門限は、夜8時。
少し早いかもしれませんが、田舎に位置で都会と比べて街灯も少ないため、早めに帰宅してもらうとホッとします。
しかし娘は遊びたい盛りなのか、30分から1時間ほど遅れて家に帰ってくることが多いです。
それを咎めても、「うるさいなー、他の家はだいたい夜9時くらいが門限だよ!」と口答えしてきます。

そんなある日...

そんな娘の反抗期に悩まされていたある日のこと。
私は、台所に立って夕飯の支度をしていたのですが、背後から娘の声が聞こえました。

振り向くと、娘がぶっきらぼうに「いつも、ありがとう。これ、あげる!」と母の日のプレゼントをくれたのです。
赤いカーネーションと白いハンカチでした。

なんでも、「親戚の伯母さんにお願いして、伯母さんの喫茶店でアルバイトをしてお金を貯めて買った」とのこと。
「夜遅かったのはもしかして...?」と尋ねたら、「バイトしてたよ」とぽつり。

真実を聞いて、母としてはらはらと嬉し涙が溢れました。娘を疑ってしまったことが申し訳なくなりました。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:雲川 はるさめ

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