国道18号の旧道が開通、昨年の台風で路肩崩壊 群馬・安中市

通行止めの看板を撤去する作業員

 昨年8月に発生した台風7号で路肩が崩落し、通行止めが続いていた群馬県と長野県境にまたがる国道18号の旧道が28日正午、開通した。安中市松井田町坂本にある熊ノ平駐車場先の崩落現場では復旧工事が終わり、新たに舗装された道路を車やバイク、自転車が通行した。

 熊ノ平駐車場付近には開通前の同日午前11時過ぎから自転車で県境に向かう3人が待機していた。埼玉県内からサイクリングで訪れた男子高校生(17)は「ずっと碓氷峠を自転車で走りたかった。開通はめちゃめちゃありがたい」と笑顔を見せた。その後、ロードバイクにまたがり、長野県軽井沢町を目指した。

 旧道はめがね橋や熊ノ平駐車場までは通行ができたが、その先から県境までの約7.2キロが通行止めとなっていた。

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