小林製薬「紅麹」問題 広島でも健康被害の相談相次ぐ  福山市では「急性腎障害」と診断されるなど2人が被害訴え 広島市でも新たに1人が被害相談

小林製薬の「紅麹」をめぐり、広島県内でも健康被害の相談が相次いでいます。広島市では、50代の女性が新たに体調不良を訴えていることが分かりました。また、福山市でも2人が健康被害を訴えています。

広島市保健所によりますと、29日午前、市内に住む50代の女性から保健所に連絡がありました。女性は小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を2年間、摂取し続け、健康診断で腎機能の数値が悪化したほか、倦怠感などの体調不良があるということです。

保健所は、広島市内では2人目の健康被害として厚労省に報告するということです。広島市内では28日、70代の女性が一時入院する被害が明らかになっています。

また福山市保健所によりますと、福山市内でも50代と30代の女性2人が健康被害を訴えています。

50代女性は3月にサプリメントを飲み始め、中旬まで継続していましたが、体調に異変があり、市内の病院を受診したところ、「急性腎障害」の診断を受けたということです。入院はせず、通院しているとのことです。

30代女性は、2021年に1か月程度摂取したということで、去年の健康診断で「血尿」が出ているとの診断があったということです。

福山市保健所は「もし摂取していればすぐにやめて、最寄りの病院や保健所に相談してほしい」と注意を呼びかけています。

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