富山県舟橋村整備の子育て拠点完成 学童保育施設「あおぞらクラブ」、4月1日から利用

開放感あふれる室内

 富山県舟橋村の公設民営保育所「ふなはしすきっぷ園」の敷地内に、放課後児童クラブ(学童保育)施設「あおぞらクラブ」が完成した。式典が29日現地であり、関係者が新たな子育て拠点の完成を祝った。4月1日から利用が始まる。

 園の空き部屋2室を利用して約40人受け入れていたが、園児数の増加に伴い部屋を保育スペースに充てるため、村が新たに整備した。村で初めて公募型コンペティションを実施。公開プレゼンテーションを経て利用者や住民による投票で採用案を決めた。

 木造一部2階建てで、延べ床面積342.19平方メートル。総事業費は約1億4千万円。開放的な空間が特徴。定員70人。社会福祉法人毅行福祉会が運営し、同園で調理した給食も提供する。

 式典で渡辺光村長は「多くの村民が利活用できるコミュニティーの場になるよう取り組んでいく」とあいさつ。関係者がテープカットした。内覧会も行われた。

新たな学童保育施設の完成を祝いテープカットする関係者
開放的な空間が特徴の室内
あおぞらクラブ
関係者が出席した神事で玉串をささげる渡辺村長

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